鬼才きさいと云われ機才きさいを持て余し、奇才きさいのみが独り歩き、人生を無駄にしているようでいながら金にもならないことには真剣に取り組む性質たち が功を奏してか、未だ実績を認められることもないことにさえも然さももっともらしい必然的ひつぜんてきな理由を見出して日々打ち込むその姿は他人の眼には寂しく映るのかもしれないななどとおくはかしく平仁造語考えながら人生を誰よりも有意義に生き抜いている面白い爺だ。だが、身内には物足りない金銭欲欠如の楽天的性格が今一つ好ましく思われてはいないのかも知れない。
造語解説　：